と言うことで、今回はテレビ東京の「ナゼそこ?」に出ていた
べろべろ餅とその歴史、マタギとの関わり、山熊田集落とアクセス方法、宿泊方法
についてご紹介します。
ベロベロ餅ってなに?
ベロベロ餅は、こんなのですね。
ベロベロ餅www pic.twitter.com/UyKn6B0Rwe
— 叶斗@ (@kanato0203) December 14, 2016
ベロベロ餅は新潟県と山形県の県境に位置する関川地区に伝わる郷土食です。
ベロベロ餅は餅と言うからにはもち米で作られている想像しますが、実はベロベロ餅はうるち米で作られています。
うるち米は普段私たちが食しているお米、あれがうるち米です。
このうるち米をついて、つきたてを専用機械に入れるとベロベロ~っと棒状になって出てくることから「ベロベロ餅」と呼ばれています。
写真はこちら。https://onsennews.com/news181028_atsumi_berobero-mochi/
材料はうるち米と塩で作ります。
うるち米を2回蒸して、2回目に塩を加えます。
だから、ベロベロ餅はほんのり塩味です。
このベロベロ餅には特徴があって、ちぎって鍋や汁物に入れるとすぐに柔らかくなって食べやすいんです。
しかも煮崩れもしにくいというから優れものです。
新潟では雑煮やおしるこ、すまし汁にしたり、きな粉を付けて食べています。
焼いても美味しいです。
晩御飯はベロベロ餅(*^O^*) pic.twitter.com/f7A0MjcFKQ
— 羽越人 (@uetsu_81) June 28, 2017
ベロベロ餅の歴史とマタギ
ベロベロ餅はもともと各家庭で自家用として作れらていました。しかし上述のように美味しくて調理しやすいことから山で働く林業の方が食すようになりました。
また、かさばらず、腹持ちもいいし、塩味がついているからそのままでも美味しく食べられることから、熊を狩るマタギ達は狩猟の際はこのベロベロ餅を【携帯食】として持って行ったそうです。
お米で出来てるから、小さくて腹持ちも良いので、マタギには持ってこいの携帯食だったでしょうね。
その証拠に昔は「マタギもち」と呼ばれてたそうです。
そしてこのベロベロ餅はナント100年前から食されていたそうですよ。昔の人の考えた、優れた携帯食だったんですね。
ベロベロもちのきりたんぽ風 pic.twitter.com/t9UUIcgMsU
— ゆりか (@Lily_yutti) August 18, 2020
ベロベロ餅の作り方や歴史に関しては下記のリンクに詳細な記載があります。
興味のある方はこちらもどうぞ!
マタギについて
マタギとは北海道から東北、甲信越地方における狩猟を生業とするプロ集団で、伝統的な方法、厳しいしきたりに従い狩りをします。
マタギは漢字で「又鬼」と書きます。
狩猟対象は熊をはじめ、カモシカ、ニホンザル、野ウサギを狩っていました。
残念ながら現在の日本では狩猟が本業で「マタギ」として活動する人はいません。(狩猟を本業とする人は少ないですがいます。)
昔、マタギは沢山いたようですが、中でも秋田県阿仁地方の「阿仁マタギ」が有名で凄腕でした。
「釣りキチ三平」で有名な矢口高雄がこの阿仁マタギについてマンガ書いてます。
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私も持っていますが、面白かったですよ。
マタギの厳しいしきたりについても書かれています。
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新潟の山熊田集落について
山熊田はココになります。
山熊田集落は新潟県村上市にあります。
山熊田は山間地で耕地が少ない為、山仕事や狩猟が主な生業でした。
不足分を補うため、川漁や塩木切りの運搬、ゼンマイ採り、炭焼きなどをしていました。
ちなみに塩木とは塩の精製する際の燃料に使う薪(たきぎ)の事です。
山に木は豊富にあるので薪を切って、川で輸送していました。
人口は1958年に33世帯、226人。
2021年7月1日現在、16世帯、41人です。
山熊田集落へのアクセス
山熊田集落に興味が出たアナタ!
山熊田へ行ってみませんか?
車の場合:国道7号線府屋交差点より県道で約30分
電車の場合:JR府屋駅よりタクシーで約30分
なんか山奥だしな~と感じるかもしれませんが、JR府屋駅は海のすぐそば。
山熊田集落から海まで30分ほどです。
車ならあっという間です。
山熊田集落に泊まるならココ!
山熊田長期滞在施設(別名:ビラ・フォレスト)は、学校の閉校に伴い、使わなくなった教員用の住宅を改装した簡易宿泊施設です。
山間部の豊かな自然環境で、日常を忘れて山熊田集落の人々と交流し文化に触れられますよ。
▶施設の予約・連絡先:施設管理人:大滝
▶電話:0254-76-2848(自宅)
▶施設利用期間:毎年5月1日~10月31日
▶利用料金:
小学生・中学生:市内外を問わず、1泊宿泊350円
高校生・大学生:市内外を問わず、1泊宿泊600円
一般(市内)1泊宿泊900円
一般(市外)1泊宿泊1,200円
▶寝具と暖房器具料金:
寝具使用料:1泊につき1人500円
寝具管理料:寝具使用の場合、宿泊日数に関係なく、500円
暖房料(燃料費):石油ストーブ1台につき、500円
詳しくはコチラ:
https://www.city.murakami.lg.jp/site/kanko/yamakumada-taizaishisetsu.html